2016年06月20日

『帰ってきたヒトラー』を観て笑っているのか?笑わされているのか?笑って良いのか?

 横浜ららぽーとTOHOシネマズで『帰ってきたヒトラー』を観てきました。15時30分の上映回で126席のSCREEN5に4割ほどの入り。

 出だしからヒトラーがテーブルマナーの講師にみんなが自分にナチス型の手を挙げる敬礼をしてくれないと、悩み相談から始まる。そのシーンにおいて講師がナチュラルに困惑しているのだけれどストーリーが進むと、それがなぜだかがわかってくる。
 話の筋はベルリン陥落直前のヒトラーが現代にタイムスリップして、リストラされたテレビクルーが人生の一発逆転を賭け、本物のヒトラーをモノマネコメディアンとして番組に出演させるというドタバタ話。それだけの設定ならB級ブラックコメディ映画っぽく感じるけれど、この映画のミソは物語の半分は街に出てのロードムービー部分。街なかにヒトラー役の役者が出て素人相手に現在のドイツの現状を聞いて回る。そう、出だしのテーブルマナーの講師は素人(だと思う)ただ何処から台本通りでアドリブなのかヒトラー役の役者が上手くわからない。街なかでは市民たちがヒトラーに記念撮影やハグを求めたり、平気でナチス式の敬礼をして移民排斥の言葉をヒトラーに投げかける。はたまた、国土の自然を守ろうとする緑の党にシンパシーを感じたり、極右政党党本部に上がり込み、戦場にも出ない理念のないお前たちはナチスの後継者ではないと罵倒する。そのうちアイコンとしてのヒトラーを笑っているのか、それとも本当にヒトラーを求めているのか、またそれを観て笑っている自分たちはどうなんだと、頭の中がグルグルしてくる。
 一度はスキャンダルで失脚するけれども、ヒトラーはベストセラーの本を書き復活して映画を作り始める。ヒトラーが作り始めた物語は後味の悪いフィクションで終わります。フィクション?
(・∀・)☆☆☆☆☆(・∀・)

 コンテンツとして消費しているうちはまだしも、コンテンツそのものに消費させられているとしたら怖いですね。アレとかソレとか。
 例のヒトラー〜最後の12日間〜のパロディやってました(・∀・)
posted by KIKI at 20:53| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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